人間文化講座「ゆうかり塾」
2009年度 第6回


『新型インフルエンザ四方山話』


講師:勝山 正樹 先生大阪府立八尾高等学校 教頭)


 第1次世界大戦中のスペイン風邪にはじまり、その後のアジア風邪、ソ連風邪、香港風邪、そして今年の新型インフルエンザ出現に至るインフルエンザの歴史的変遷の中で、今回の新型インフルエンザの特徴と問題点を、八尾高生が960人中200人も感染した事実も例に引きながら、医学的(生物学的)な観点と社会的観点より解説していただきました。
 特に新型インフルへの対策と「ウィルス」そのものの特色にもふれながら、対症療法としてのワクチン(接種)の役割と必要性、およびタミフルなどの抗ウィルス剤の投与と利用上の注意点、そして最も大きな課題である予防法について具体的にお話いただきました。